<洋画>
ギルバート・グレイプ ★★★★ 1993年 監督:ラッセ・ハルストレム キャスト:ジョニー・デップ、ジュリエット・ルイス、レオナルド・デュカプリオ 「ギルバート・グレイプ」は主人公(ジョニー・デップ)の名前で 同じアメリカ映画の『リバー・ランズ・スルー・イット』を思い出させる 温かい人間愛に満ちた感動作です。 父親が自殺してしまったため、過食症の母親に 知的障害の18歳の弟 精神的にまだまだ子供の妹、を抱えて一家を支えるギルバートが健気なのだ。 でも、観ていてすごいなぁと思ったのは、知的障害者の役をやったデュカプリオ。 私がこの映画を観た日、たまたま知的障害のある16歳の男の子と接する機会があったのだけど デュカプリオの演じるアーニーは、話し方、行動、表情がまさに その彼そのもので 演技力の高さを感じました。 この映画には様々な家族が出てくるんだけど ほんと、何が幸せかって、やっぱりお金があっても愛がなければ 本当の幸せって感じられないんだな、って思わずにはいられないストーリーで もちろん、健康も大事なんだけど、最終的には家族とか恋人への愛なのかな。 母親に対して、ギルバートが最後に示した思いやりは 悲しくて、切なくて、やるせなかった。 だけど、映像が綺麗です。 (2004/9/12) |
<洋画>
髪結いの亭主 ★★★★ 1990年 監督:パトリス・ルコント キャスト:ジャン・ロシュフォール(アントワーヌ)、アンナ・ガリエナ(マチルド) 映像の美しいフランス映画。髪結いの女性を演じるアンナ・ガリエナが とてつもなく綺麗。彼女、もう中年の域に入ってるんだけど そう、笑顔を見せると目尻にしわが出来るんだけど、女性の私から見ても ほれぼれしちゃうほど素敵なのよ。 だけど、だけど、ラストがものすごく切ない。 切な過ぎて、この映画を観た次の日まで ショックを引きずってしまった。 残される、愛する人のその後を 彼女は考えなかったのかな。 悲しすぎる結末なのに、全体的に暗い悲壮感が漂っていないのは 彼の滑稽な踊りのおかげ・・・。 あの踊りがあるから、見ているこちらが救われる気がする。 大人のための、究極の恋愛映画です。 (2004/9/7) |
<洋画>
サタデー・ナイト・フィーバー ★★★★★ 1977年 監督:ジョン・バダム 主演:ジョン・トラボルタ 多分、私が観た全ての映画の中で、私のTOP1です。 この映画は(確か)小学5年生の時に、日本でも封切りとなって 11歳離れた姉と従姉妹と3人で 映画館に観に行きました。 ドラッグあり、レイプあり、と聞くと「え・・・(汗)」と思いますが、観終わった後に さわやかな風が吹き抜ける青春映画です。 見どころがいくつかあるんですが、一番はやっぱり トニー(ジョン・トラボルタ)が行きつけのディスコのフロアーで、一人でダンスするシーンでしょうか。 この映画を代表する最も有名なシーンです。 トラボルタ、ものすごくカッコイイです。 次に個人的に好きなシーンは一番最初の、トラボルタがさっそうと街を歩くシーン。 BGMが『ステイン・アライブ』 一箇所を抜かして、トラボルタの本当の足だそうで・・・。 映画の中に使われている音楽が話題になりましたが、トーゼン私も持っています。 『サタデー・ナイト・フィーバー*サウンドトラック』 買ったのは姉ですが、ハマって聴いていたのは私のほうで うちにあるのはもちろんLPレコードです。はっきり言って擦り切れてます(笑 (2004/8/14) |