<洋画>
ギルバート・グレイプ ★★★★ 1993年 監督:ラッセ・ハルストレム キャスト:ジョニー・デップ、ジュリエット・ルイス、レオナルド・デュカプリオ 「ギルバート・グレイプ」は主人公(ジョニー・デップ)の名前で 同じアメリカ映画の『リバー・ランズ・スルー・イット』を思い出させる 温かい人間愛に満ちた感動作です。 父親が自殺してしまったため、過食症の母親に 知的障害の18歳の弟 精神的にまだまだ子供の妹、を抱えて一家を支えるギルバートが健気なのだ。 でも、観ていてすごいなぁと思ったのは、知的障害者の役をやったデュカプリオ。 私がこの映画を観た日、たまたま知的障害のある16歳の男の子と接する機会があったのだけど デュカプリオの演じるアーニーは、話し方、行動、表情がまさに その彼そのもので 演技力の高さを感じました。 この映画には様々な家族が出てくるんだけど ほんと、何が幸せかって、やっぱりお金があっても愛がなければ 本当の幸せって感じられないんだな、って思わずにはいられないストーリーで もちろん、健康も大事なんだけど、最終的には家族とか恋人への愛なのかな。 母親に対して、ギルバートが最後に示した思いやりは 悲しくて、切なくて、やるせなかった。 だけど、映像が綺麗です。 (2004/9/12) |